衝撃波!整形外科ではどのような人が対象?リハビリでの活用方法は?

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                       GIRLY DROP

はいた~い!! ちゅうがなびら!

皆様お元気でございますか?

沖縄に雪が降らないので、雪をみると興奮します笑

先日、甘禁を自分に課せた私ですが、すでにポッキーを手に幸せを噛みしめている私です(*’▽’)

簡単に、私の紹介をさせていただきます。

理学療法士の仕事をして約22年。

医療の世界の日進月歩を、実感しています。

リハビリの世界でも、評価の細かな部分が改訂されたり、教科書の改訂版が数本出ていたりと、リハビリ界でも変化が目まぐるしいなか、置いていかれない(老いて!?)努力を惜しみません。(たぶんね)

今回は、あまり馴染みのない「衝撃波」について、いったいどんなモノなんだろうかという疑問を、解決に導けたら良いなと思います。

整形外科で衝撃波を活用しているリハビリの実情をお伝えしていきたいと思います!

最後まで、お付き合いくださいませ。

衝撃波について

衝撃波ってみなさん知ってます?

言葉からの私のイメージがこちら…

イラストAC

ボフッって感じです。笑

ボフッって何それ。でも少しわかる気がする(笑)

なんだそりゃ~ですよね、きっと。

一般的に科学で言われている衝撃波とは、物体が空気を押しのける波が関係してきます。

空気を押しのける波は音の速さで伝わる性質がある。

その物体が空気中を音速より早く、つまり超音速で進むと引き波と同じ波ができます。

引き波ってご存じですか?

海の上をスイスイと進む船が通った際に出来るアレ。

空気中にも同じような現象があり、物体が空気を押しのける波は音の速さで伝わる性質があり、その物体が空気中を音の速度より早い超音速で進むと、引き波と同じ波が起きるということです。

空気中を進む物体の速度が大きいほど、強い衝撃波ができます。

つまり・・・

物体が超音速で進むと、空気の強い波が出来る。

その波が「衝撃波」といわれています。

衝撃波ってなぁに?

では、リハビリで使用する衝撃波って何でしょう。

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これを使用して「体外衝撃波」と呼ばれる治療方法を行います。

体外衝撃波とは、関節や筋肉、腱の痛みのある部位に衝撃波を与えていきます。

そして、痛みに関わる神経内の伝達物質を減少させ、中枢神経への痛みを伝えるのを抑える効果があります。

衝撃波はどのような治療効果があるのか

衝撃波は短期的な痛みを取り除く効果と、長期的に痛みを取り除く・組織の修復を手伝う効果があります。

また、衝撃波が患部に新しく血管をつくるため、組織修復を促すことが分かっています。

注意点として、体外衝撃波による治療は完全な除痛を保証するものではありません。

患者様によって治療効果や治療期間が異なりますが、治療効果は60~80%との報告があります。

リハビリと組み合わせて、痛みの除去や改善を図っていきます。

整形外科でのリハビリでの衝撃波について

            イラストや

体外衝撃波には、拡散型と収束型があります。

拡散型は広範囲へ空気圧を与える事ができ、収束型はピンポイントに高エネルギーを照射する事ができます。

イメージとしては、拡散型は腰痛等の範囲が広い部位で収束型はピンポイントの痛みの治療に使用されます。

マッスルくん
マッスルくん

慢性的な腱障害(腱付着部炎・腱炎)なものでいえば以下の疾患が対象だね

・足底腱膜炎
・アキレス腱炎
・アキレス腱付着部炎
・上腕骨内側上顆・外側上顆炎(テニス肘・ゴルフ肘)
・石灰沈着性腱板炎(石灰性腱炎)、腱板炎
・膝蓋腱炎(ジャンパー膝)
・大転子部痛

スカルくん
スカルくん

骨修復機能異常(骨折・軟骨損傷)は以下の疾患が対象になるよ

・疲労骨折
・偽関節
・骨折の遷延治癒
・早期の骨壊死
・早期の離断性骨軟骨炎

衝撃波を使用してリハビリを行う

治療に痛みはあるの?

衝撃波を与えた部位は痛みが伴います。

しかし、我慢できない痛みではありません。

照射を低くしても痛みを強く感じる場合は、中断する場合があります。

治療回数はどのくらい?

通常は週1回を2~3回繰り返し、効果を判断します。

照射後、すぐに効果が出る方もいますが、部位や状態によっては回数が増える方もいます。

治療できない人っているの?

医師が問診やレントゲン検査を行い、不適応と判断した場合は、治療が受けられない事もあります。

また、血液障害、凝固剤を使用している方、血栓症の患者、腫瘍のある患者、妊婦、急性炎症のある患者は禁忌事項とされています。

治療効果はどのくらい?

完全な痛みの除去を保証するものではありません。

照射前後の適切なリハビリを行うことで、改善方向へつながります。

リハビリで重要なこと

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リハビリで必要な事は、しっかりと理学療法士と話をすること。

だと私は思います。

患者さんの不安要素があれば、説明を行い理解をしてもらう。

また、自宅での注意事項やセルフトレーニング等を指導し、自宅でも実践してもらい一緒に回復を目指していく。

私は毎回、理学療法終了後に「何か不安や聞きたいことはありますか?」と患者さんに問います。

質問で多いのが「こんな風に過ごしても大丈夫ですか」「こんなことはやったらダメですか?」など、日常生活の中での過ごし方を聞く方が多くいらっしゃいます。

不安に思っている事があれば、担当理学療法士に何でも聞いて下さい。

腑に落ちるところまで、とことん聞いて下さい。

アドバイスや指導を受けたことは、自宅でも出来る限り実践していきましょう。

早期回復への近道は、自宅での過ごし方に大きく影響しています。

セルフケアを是非実践しましょ。

まとめ

イラストや

衝撃波とは、関節や筋肉、腱の痛みのある部位に衝撃波を与えていきます。

短期的な痛みを取り除く効果があります。

そして長期的に痛みを取り除く・組織の修復を手伝う効果があります。また、衝撃波が患部に新しく血管をつくるため、組織修復を促すことが分かっています。

患者様によって治療効果や治療期間が異なりますが、治療効果は60~80%。

体外衝撃波による治療は完全な除痛を保証するものではありません。

衝撃波の活用とリハビリの組み合わせで、痛みの除去や改善などの回復を図っていきます。

気になる事があれば、主治医や理学療法士にどんどん質問して下さい。

セルフケアを実践し、早期回復を一緒に目指しましょ!

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