土踏まずの役割ってなに?体のいろんな疲れや痛みの原因と改善方法をご紹介!

人体について
出典元:GIRLY DROP

はいたーい!

3月の沖縄は気温が上がったり、風が強くなって肌寒くなったり…。

半袖の観光客もたくさん増えています!(^^)!

先日、ビーチで海開きがありました!

気温は24℃と、お高めです。

簡単に私の自己紹介をさせていただきます。

私は沖縄で理学療法士として働いているうちな~んちゅです。

理学療法士としてかれこれ22年、長いようで短いような…

専門的な知識とこれまでの経験から、今回のテーマ「土踏まず」についてです。

土踏まずが体に及ぼす影響だったり、体の疲れはもしかしたら土踏まずが原因なのかもしれません。

痛みがある時の対処法は?

など、お悩み解決に繋がればと思います。

それでは解説していきますね。

「土踏まず」の役割とは

「土踏まず」とは、足の裏にある土を踏まない部分ですよね。

広辞苑には「足の裏のくぼんだところ」と表記されています。

二足歩行の私たち人間にとって、足の裏はとても重要で複雑な役割を担ってくれてるんです!

足は、ボクたちの体重を支えてくれる縁の下の力持ちだね!

足の裏にくぼみ(土踏まず)がないと、いわゆる偏平足だとどうなってしまうのでしょうか。

分かりやすく解説していきたいと思います。

足を解剖学的に見てみよう

出典元:足部・足関節 理学療法マネジメント

足には3つのアーチがあります。

  • 内側縦アーチ
  • 外側縦アーチ
  • 横アーチ

この3つ、どれも大切なんですが中でも「土踏まず」を作っている「内側縦アーチ」がとても重要なんです!

そうなんです、ボクには3つもアーチがあるんです!

特に「内側縦アーチ」の役割は、足の裏に体重がかかった時にクッションの役割を果たしてくれるんです。

このアーチが崩れてしまう、つまり偏平足ではどうなるのでしょうか。

「土踏まず」がないとどうなる?

「土踏まず」がない状態、つまり偏平足だとクッションの役割りが果たせなくなってしまいます。

つまり、歩く・ジャンプするなどといった動きで体重を足の裏で受けた際に、体へ衝撃がダイレクトに伝わって怪我や痛み、ゆがみの原因になってしまうんです。

赤ちゃんのぷにぷにして可愛い足の裏を見た事はありますか?

なんと、乳児から幼児期まではアーチがありません。

幼児期までは、歩行も不安定で転びやすいのも特徴です。

これから歩く頻度も増え、筋肉や骨も発達していくので、問題はありません。

大人の偏平足はどうでしょうか。

成長段階?いえいえ(笑)

原因は様々です。

  • 生活習慣によるもの
    • 運動不足、体重増加、靴が合っていない、長時間の立位姿勢など
  • 病気によるもの
    • 筋肉が衰える麻痺など
  • 外傷によるもの
    • 捻挫後の後遺症など

上記は例えばのお話。

そのほかにも原因はありますが、分かりやすい例を挙げてみました。

骨はアーチ状なのに、どうして偏平足になるの?

その原因として、内側縦アーチを支える重要な部分が3つ存在します。

  • 後脛骨筋(こうけいこつきん)
  • 足趾屈筋群(そくしくっきんぐん)
  • 足底筋膜(そくていきんまく)

偏平足の人は、これらの3つの部位を鍛える必要があるんですね。

これらは、足の裏にとても関係している部分で、改善できる部位でもあります。

ある研究結果では、長時間の立ちっぱなしを行うと、体重を支えるために足底筋膜群や靭帯がストレスを感じます。

それを補うために後脛骨筋という筋肉の疲労が増大し、アーチが低下するという結果がありました。

立ちっぱなしから2時間経過すると、このような状態が起きるとされています。

では、アーチを復活させるにはどうしたら良いのでしょうか。

「土踏まず」は改善できる

先ほどにもありました、縦のアーチで大切な役割を果たす筋肉の一つが「後脛骨筋」です。

seikotsuin.com

膝の少し下の骨(脛骨)の後ろ側から土踏まず(舟状骨)に付着している筋肉です。

上記図の「後脛骨筋腱」が土踏まずの役割りがあります。

地面からの衝撃の吸収、バランスを保つ、歩行の推進力を補っています。

疲れにくい足、運動能力を高める土台を作るため、改善エクササイズをやってみましょう!

改善エクササイズをやってみよう

とても簡単なエクササイズをお伝えします。

基本は「足の指を鍛えよう!」です。

一般的に言われるのが、タオルギャザ練習!

床に置いたタオルを、足の指でたぐり寄せるというエクササイズになります。

用意するのはタオルだけ。

足の5本の指をしっかり使って行いましょう。

最後までたぐり寄せたらもう一回。

3回ほど行います。

次はもっと重要!

アーチを作る上で、指が押す力、つまり床への圧力がアーチ改善に重要という研究結果もあります。

必要なものは椅子、または段差があるものがあればOKです。

早速やってみましょ。

踵をあげる時に、体がグラグラしないように安定させるため、何かをつかんで行ってください。

踵を上げるというより、つま先で床を押し上げるイメージで行いましょう。

回数は20回×2セットから初めてみてください。

どこでも手軽に踵上げはできるので、あまり回数にしばられないで楽な気持ちでトライしてみましょう。

いかがでしたか?

どれもお手軽ですぐ実行出来るものですね。

今すぐ土踏まずを矯正したい!

すぐに改善したい人は「インソール」という方法もあります。

なぜインソールが偏平足を助けてくれるのかというと、土踏まずの働きをインソールが助けてくれるからです。

インソールは土踏まずの衝撃吸収の力や、衝撃の分散機能を助けてくれる働きがあるので、偏平足に効果があります。

エクササイズと併用しながら土踏まずの改善を目指しましょう。

まとめ

GIRLY DROP

いかがでしたでしょうか?

偏平足は病気ではなく、足の形。

足が疲れやす、運動で膝や腰を痛めやすい、バランスや姿勢が悪く、転びやすいなど、偏平足が原因の場合もあります。

衝撃吸収の役割などもある偏平足。

偏平足を改善して、体の負担を軽くしていきましょ。

自身の体をケアするのはとても大切です。

ぜひ偏平足で悩む方への参考になれば幸いです。

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